この度、TGIFは3月8日に広島大学ミライクリエ1階にてワークショップ「地域に貢献する営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)に向けて」を開催することになりました。
農地の上部空間に太陽光発電設備を設置し、下部での営農を継続しながら発電を行う営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)は、再生可能エネルギーの導入拡大と同時に農業者の収入拡大も見込まれる新たな手法として期待されています。また、今後の農業の電動スマート化や中山間地域のガソリンスタンドの撤退、災害の頻発などを考えると、電力の地域内発電、地産地消が非常に重要になってくると思われます。
国の「食料・農業・農村基本計画」においても、農村の所得の向上及び地域内の経済循環を図るため、営農型太陽光発電等の再生可能エネルギーの導入を促進するとともに、地域における災害時のエネルギー安定供給を図るため、地域の再生可能エネルギーを用いた分散型エネルギーシステム構築を進めるとしています。
しかしながら、実際に導入されている営農型太陽光発電のなかには、作物栽培に影響が生じ途中で営農が放棄されたり、地域の活性化や災害対策につながってないケースもあるなど課題も多く、農業関係者にはその普及推進に反対する声も根強いところです。
こうしたなか広島大学TGIFでは、下記のとおり、地域の農業関係者に加えて、自治体、企業、大学研究者、学生等の参画によるワークショップ開催を企画いたしました。営農型太陽光発電に関する国の政策動向や関連する最新技術の動向を知り、今後の普及に向けての課題に如何に取り組むべきかディスカッションしたいと思います。奮ってのご参加をお待ちしております(事前参加登録をお願いいたします)。
日時
2024年3月8日(金)13時~16時
場所
広島⼤学 ミライクリエ 1階多目的スペース
https://miraicrea.hiroshima-u.ac.jp/
駐車場
下記施設紹介の駐車場情報をご参照ください
https://www.hiroshima-u.ac.jp/miraicrea/floor
(専用無料駐車場はミライクリエまで少し距離があります)
参加費用
無料
参加登録
「3月8日参加希望」の表題で、お名前、ご所属をご記載のうえ、広島大学Town&Gown未来イノベーション研究所 担当 野間(hnoma@hiroshima-u.ac.jp)までメールをご送信ください。
イベント詳細
TGIFワークショップ:
「地域に貢献する営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)に向けて」
日時:2024年3月8日(金)13時~16時
場所:広島大学ミライクリエ1階多目的スペース
●プログラム
13:00 開会
13:00 講演1 「営農型太陽光発電の現状と課題」
農林水産省 中国四国農政局食品企業課課長補佐 藤原高広
13:30 講演2 「営農型太陽光発電施設の栽培作物に与える影響」
広島大学名誉教授 実岡寛文
13:55 質疑応答(講演1及び2)
14:05 講演3 「広島県における自動遮光を含む温室環境制御技術への取組」
広島県農業技術センター栽培技術研究部長 川口岳芳
14:30 講演4 「次世代有機系太陽電池の特性と農業分野への適用」
諏訪東京理科大学客員教授 瓦家正英
14:55 質疑応答(講演3及び4)
15:05 休憩 (15分間)
15:20 講演者4名+統合生命科学研究科冨永助教とのディスカッション
「営農型太陽光発電の普及に向けて取り組むべきこと」
16:00 閉会
お問い合わせ
広島大学Town&Gown未来イノベーション研究所
担当 野間 メール:hnoma@hiroshima-u.ac.jp
電話番号:082-424-7831